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コラム
そばの食べ合わせ|相性の良い食品・避けた方が良い組み合わせを解説
この記事の監修者
有喜屋 三代目店主
三嶋吉晴
有喜屋(うきや)三代目店主。有喜屋は1929年 京都先斗町に創業した本格手打ちそばと蕎麦料理を提供するそば屋です。 最年少で京都府優秀技能者表彰「京都府の現代の名工」を受彰。 手打そば職人としては全国で初となる「卓越技能章」を厚生労働大臣より受彰。 天皇陛下から授与される褒章である、「黄綬褒章」を拝受。
健康的な食品として人気の高いそば。そばには健康上NGとされる食べ合わせはほとんどありませんが、栄養バランスや消化の観点から見ると相性の良い食品やなるべく控えた方がよい組み合わせがあります。
せっかく健康的なそばを食べるなら、栄養バランスも意識してより良い食べ方をしたいものです。
そこで本記事では、そばの食べ合わせについて、相性の良い食品や注意したい組み合わせを解説するとともに、さらに栄養バランスを整えるおすすめのメニューも紹介します。
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目次
1.そばの食べ合わせ|良い食品・悪い食品はある?
そばの食べ合わせを考える前に、まずは「食べ合わせ」の考え方について知っておきましょう。
食べ合わせとは、異なる食品を一緒に食べることで体への影響が変わる可能性がある組み合わせのことです。昔から「うなぎと梅干し」「カニと柿」のように相性が悪いといわれる組み合わせもありますが、現代の栄養学では通常の食品同士を一緒に食べることで毒になるような組み合わせはほとんどないとされています。
そばも例外ではなく、絶対に避けるべき組み合わせは基本的にありません。ただし、食品によっては栄養バランスが偏ったり、消化の負担が増えたりする可能性のある組み合わせはあるので注意が必要です。
一方で、栄養の吸収を助けたり、栄養バランスを整えたりするなど、健康面でプラスに働く組み合わせもあります。そばをより健康的に楽しむためには、こうした相性の良い食品を意識して取り入れることが大切です。
2.そばとの食べ合わせを考えるポイント
そばとの食べ合わせの相性を考えるときは、次の3つのポイントを意識するとよいでしょう。
- 栄養バランスを整えてくれる食品
- 消化速度が等しい食品
- 栄養吸収を助ける食品
そばとの食べ合わせを考える上でまず知っておきたいのがそばの栄養素です。
(食品成分データベースをもとに作成)
そばは栄養が豊富な食品として知られています。特にビタミンB群や鉄、マグネシウム、食物繊維などを多く含んでいるのが特徴です。また、そば特有の成分としてポリフェノールの一種であるルチンが含まれており、健康維持に役立つ成分として注目されています。
そばは栄養が豊富な食品ですが、そば単品では栄養バランスが完全とはいえません。主食としてそばを食べる際は、「足りない栄養を補う」という視点から考え、他の食品と組み合わせて栄養バランスを整えることが重要です。
また、食物繊維が豊富なそばは消化がゆっくりな食品です。そのため、消化のスピードが同程度のもので胃腸への負担が少ない食材と組み合わせると、より食べやすい食事になります。
さらに、そばの栄養を効率よく取り入れるために、吸収を助ける栄養を含む食品を一緒に摂ることも効果的です。
3.そばと相性の良い食べ合わせ
ここでは、そばと一緒に食べると栄養バランスが整いやすい食品を紹介します。
- ビタミンA・ビタミンC・カルシウムなどを多く含む野菜
- たんぱく質(動物性・植物性)
- 海藻類
- 発酵食品
(1)ビタミンA・ビタミンC・カルシウムなどを多く含む野菜
そばにはビタミンB群や鉄分が豊富に含まれています。さらに栄養バランスを整えるためには、そばに不足しがちなビタミンA、ビタミンC、カルシウム、ミネラルなどを多く含む野菜と一緒に食べるのがおすすめです。
そばに含まれる鉄分は体内に吸収されにくい非ヘム鉄であるため、鉄の吸収を助けるビタミンCを含む野菜を組み合わせることで、吸収率を上げることも期待できます。
また、春には菜の花、夏にはモロヘイヤ、秋には小松菜、冬にはほうれん草など旬の野菜もおすすめです。旬の野菜は栄養価が高いだけでなく、食卓に季節感や彩りを添えてくれます。
【おすすめの野菜】
- ほうれん草
- 小松菜
- 菜の花
- パプリカ
- ブロッコリー
- モロヘイヤ
(2)たんぱく質
そばは植物性たんぱく質が豊富な食品ですが、一日の摂取推奨量で考えると十分ではありません。そのため、たんぱく質を多く含む他の食品と組み合わせると栄養バランスがさらに良くなります。
【おすすめの食品】
- 鶏の胸肉・ささみ
- シーチキン
- 卵
- 豆腐
- お揚げ
(3)海藻類
ミネラル不足を補い、食物繊維の強化ができる海藻類もおすすめです。
海藻類にはカルシウムやマグネシウム、ヨウ素などのミネラルが豊富に含まれており、栄養バランスを整えるのに役立ちます。また、不溶性食物繊維を多く含むそばと、水溶性食物繊維が豊富な海藻類を組み合わせることでよりバランスよく食物繊維を摂取することができます。
【おすすめの食品】
- わかめ
- こんぶ
- もずく
- 海苔
(4)発酵食品
乳酸菌などの微生物が含まれる発酵食品は腸内環境を整える働きが期待できます。そばに含まれる食物繊維とあわせて摂ることで、腸内環境をサポートする食事になります。
【おすすめの食品】
- 納豆
- みそ
- ぬか漬け
- ヨーグルト
トッピングもしくはサイドメニュー、デザートにプラスするとさらに栄養バランスが整います。ただし、鉄分摂取を最優先にする場合、ヨーグルトは食後少し時間をあけてから楽しむのがベストです
4.避けた方が良い食べ合わせ
そばに明確なNGの食べ合わせはありませんが、栄養バランスやカロリーの観点からできれば控えたい組み合わせもあります。
- 高GI食品
- 主食となる食品
(1)高GI食品
そばは血糖値の上昇が緩やかな低GI食品として知られています。しかし、砂糖を多く使った料理などの高GI食品と一緒に食べると、糖質の吸収が穏やかというそばの良さが相殺されてしまう可能性があります。
(2)主食となる食品
そばはヘルシーなイメージがありますが、カロリー自体はごはんやスパゲティ、中華麺などと大きく変わりません。そのため、炭水化物の量が多くなる丼ものや麺との組み合わせはカロリーオーバーになりやすいので注意が必要です。
5.そばのおすすめ食べ合わせメニュー
最後に、栄養バランスを意識しながら、そばをさらにおいしく楽しめるおすすめメニューを紹介します。そばにひと工夫加えるだけで栄養価が高まるだけでなく、食べ応えや満足感もアップする食事になります。
- 納豆ととろろそば
- サラダチキンそば
- 鴨南蛮そば
(1)納豆とろろそば
発酵食品である納豆は、たんぱく質や食物繊維が豊富です。また、とろろにはペクチンなどの水溶性食物繊維が多く含まれています。これらをそばと組み合わせることで、腸内環境のサポートや栄養バランスを高める食事になります。
(2)サラダチキンそば
高たんぱくで脂質の少ないサラダチキンをそばにトッピングした一品です。さらに、レタスやトマトなどの野菜を加えることで栄養バランスが整い、彩りも鮮やかになります。食べ応えがあり、満足感の高い食事に仕上がります。
(3)鴨南蛮そば
良質な動物性たんぱく質と適度な脂質を含む鴨肉に、ビタミンCやカリウム、アリシンなどの栄養を豊富に含むねぎを合わせたメニューです。鴨肉のうま味とねぎの香りが合わさることで、風味豊かで食欲をそそる一品になります。
おいしく風味豊かなそばは有喜屋で
この記事ではそばの食べ合わせやおすすめメニューについて解説しました。そばは栄養豊富ですが、単品では不足しがちな栄養もあります。そのため、野菜やたんぱく質、海藻類などを上手に取り入れながら、栄養バランスをさらに整えてより健康的な食事をお楽しみください。
有喜屋では四季折々のメニューでお待ちしています。また、オンラインストアでも本格京都そばをご家庭で堪能できるセットも各種ご用意しています。ぜひアレンジメニューを参考にご自宅でおいしいそばをお楽しみください。

